ディップソールは「ディップソールはあらゆる技術を通じて人々のより安全でより豊かな暮らし創りを実現します」をミッションに掲げ、事業を通じて社会の課題を解決することが持続可能な社会の実現と、企業の永続的な成長にもつがなると考え、CSRを推進しています。
1.人権
当社は、企業にも人権に配慮した取り組みが強く求められていることを認識し、持続可能な社会の実現に貢献するため、人権尊重を基礎とした経営・事業活動を継続的に行い、当社の事業活動に関連するすべての人々の人権を尊重します。
また、当社の企業理念の行動指針に「仲間の人間性、専門性を尊重することで、互いに信頼し合う関係を築く」「地位に関わらず仲間を公平に評価し、その努力に正当に報いる」と明記しています。
当社は就業規則でセクシャルハラスメント、パワーハラスメント、マタニティハラスメントなど人格を無視するような行為を禁止することを明記し、行為者を懲戒に処することを定めています。
またハラスメント相談窓口を設置し問題の解決や防止に努めています。さらに代表取締役がハラスメントを禁止するメッセージを全社向けに発信するなど、ハラスメント防止の意識付けを徹底しています。
当社は電子業界行動規範(旧EICC)の主旨に賛同しており、「紛争地域産鉱石の不使用」に鋭意努力しています。
(ウ)公正な採用選考当社は、採用選考過程において、応募者本人の適正や能力とは関係のない国籍、出身地、性別、家族状況、信条などによって採否を決定しないことを基本的な考え方としています。選考過程では人権を侵害する可能性がある不適切な質問をすることなく、応募者本人の適性と能力に基づく公正な採用選考を実施しています。2.労働
サスティナブルな社会を実現するには、多様な社員の能力を最大限に引き出して活用することが欠かせません。当社では、社員が高いモラルとモチベーションを持ち、能動的に仕事に取り組める環境を整えることが、極めて重要な課題であると考えています。そのため、能力開発、ワーク・ライフ・バランス、そして健康・安全管理体制の整備の観点などから、きめ細かい対応を施してます。
(ア)管理体制労働安全衛生法に基づき、各事業所の人員規模に応じて安全衛生委員会および衛生委員会を設置し、統括安全衛生管理者、安全管理者、衛生管理者、産業医を選任して、労働災害と健康被害の防止に取り組んでいます。
50名を超える事業所では、安全衛生委員会を毎月1回開催し、健康被害防止対策や労働災害の原因・対策などの審議および情報共有を行い、全従業員が安全に安心して働くことができる職場環境の形成を目指し労使一体となり活動を進めています。
騒音、塵埃、照度などの作業環境を定期的に測定し職場環境を定期的に測定し、職場の環境基準を管理しています。安全衛生委員による職場巡視を実施し、安全衛生上の改善点等についてチェックをしています。特に化学薬品を取り扱う職場では健康に影響を及ぼさないように作業環境の改善指導や、保護具の管理指導を行っています。
(ウ)ワーク・ライフ・バランスの推進当社では、従業員が仕事と家庭を両立しながら働き続けられるよう労働時間の徹底管理を行っています。時間外勤務を行う場合は事前申請制とし、業務の効率化と長時間労働の削減に努めています。また週1回をノー残業デーとするなどワーク・ライフ・バランスに関する意識の醸成を行っています。さらに育児・介護に関しては支援制度を整備し運用しています。
(エ)健康管理労働安全衛生法に基づく年1回の一般健康診断および生活習慣病健診の受診を徹底し、健診結果に即したフォローアップを行っています。そのほか該当者には特殊健康診断を年2回実施し、従業員の健康管理に努めています。
無事故・無災害を目指し、従業員と地域社会の安全を確保に努めています。 火災や地震に対する防災訓練を定期的に実施しており、2019年度、おおたかの森テクニカルセンターでは避難訓練に加え心肺蘇生ならびにAED使用訓練、負傷者搬送、消火器訓練を消防署の指導のもと実施しました。また9月には大規模地震に備え、災害対策本部の初動対応に関する模擬訓練を実施しました。 また無事故・無災害への取り組みとして、市原工場では、基本方針に「安全」を掲げ安全管理に取り組んでいます。その成果として1976年より無災害を継続し、2013年5月1日に無災害記録1万日を達成いたしました。
3.環境
当社は環境に対する企業の社会的責任と重要性を強く認識し、ミッション「あらゆる技術を通じて人々のより安全でより豊かな暮らし創りを実現します」、企業理念「未来の地球のために技術の発展と実現に果敢に挑戦します」のもと、これまで培ってきた表面処理技術を活用し、環境負荷の少ない製品の開発、販売を通じて「持続可能な社会」の実現に貢献することが社会的責任であると考えております。
(ア)環境に配慮した製品開発当社は金属表面処理のパイオニアとして、人体に悪影響とされていたシアンを使わないノーシアン亜鉛めっき光沢剤を1965年に世界に先駆けて開発しました。その後も鉛フリー、6価クロムフリー技術、コバルトフリー技術の開発と、人と環境に優しい製品開発を行っています
(イ)環境マネジメント市原工場だけでなく、海外の生産拠点においてもISO14001認証を取得し、環境パフォーマンスを改善しています。また、市原工場では2009年にISO9001品質マネジメントシステム(QMS)と統合し、より効率的なマネジメントシステムとしました。
(ウ)化学物質管理特に当社が取り扱う原材料や製品には危険物や毒劇物が含まれるため、関連法規にもとづく適切な管理と取り扱いの徹底の重要性を認識しております。そのため、この管理を専門に取り扱う化学物質管理課を設置し、各種届出、毒劇物、麻薬、向精神薬等の監視や従業員への情報発信を行っています。
(エ)汚染防止産業廃棄物の排出削減に努めると同時に、廃棄物の処分が適正に行われるよう管理を徹底しています。
贈収賄防止方針
1. 当社は、直接間接を問わず利害関係者に対する贈収賄行為を行うことを禁止します。2. 贈収賄リスク及び、本方針や体制の有効性を評価し、必要に応じて改善します。
3. 基本方針に違反した場合、就業規則等に従い、適切かつ迅速に処罰を行います。
倫理的上申方針(内部告発方針)
当社は、法令や企業倫理に反する行為を、誠意と勇気を持って報告する従業員に対し、報復や解雇、差別的な扱いをされることから保護します。一般事業主行動計画
従業員全員が働きやすい環境をつくることによって、すべての従業員がその能力を十分発揮できるようにするため、次のように行動計画を策定する。計画期間:〜2026年3月31日
目標1:年次有給休暇の取得率を80%とする
対策:年次有給休暇の取得状況を把握する/年末年始休暇など連続して取得できる体制を整える
目標2:男性の育児休業の取得者を現状より改善する(現状取得者1名)
対策:管理職を対象とした研修の実施/育児休業の取得希望者を対象とした講習会の実施